美御前社
美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)をお祀りしている社で、天正15年(1591)に建造されました。
宗像三女神とは、八坂神社の祭神であるスサノオとアマテラスが誓約(うけい)をした際、アマテラスがスサノオの剣を噛み砕いて生まれた三柱の女神のことです。
市杵島比売神(いちきしまひめのみこと)
多岐理比売神(たぎりびめのみこと)
多岐津比売神(たぎつびめのみこと)
三女神は、アマテラスから道中(道の中)に降臨してニニギ(天孫)を助けよと命じられたことに因み、海上・交通安全の神、また、容姿端麗であったとの言い伝えから、美容の神として信仰されています。
参考文献
- 八坂神社社務所『八坂神社由緒略記(改訂版)』(平成二十五年第二版発行)