御影堂(ごえいどう)
2012年に撮影
親鸞の廟堂を寺格化して誕生した本願寺にとって、親鸞の木像(御真影)を安置する御影堂は、象徴ともいえる建物です。
天正19年(1591)豊臣秀吉の寄進により、教団の拠点が大坂天満から京都堀川へ移りますが、御影堂は天満のものを移築しました。その後、元和3年(1617)火災により消失し、寛永13年(1636)に再建されたのが現在の御影堂となります。
高さ29メートル、幅62メートル、奥行48メートルほどあります。
2020年に撮影
平成24年(2012)の宗祖親鸞750回忌の大法要にむけて、平成11年(1999)から工期10年で修復工事が行われました。近年では、側面にスロープが設置されています。
参考文献
- 五木寛之・大谷光真『新版 古寺巡礼 京都 第20巻 西本願寺』(淡交社)