仁和寺 宸殿

霊明殿

京都御所より慶長年間(1596-1615)に造営された御常御殿を賜り、宸殿としていましたが、明治20年(1887)の火災で消失したため、同23年に仮宸殿として白書院が造営されました。

明治42年(1909)着工、大正2年(1913)に竣工したのが現在の宸殿です。宸殿は公的行事を行うため、御殿の中で最も重要な建物とされていました。

上段の間

寝殿は、西から東に向かって、上段の間(上写真)、中段の間、下段の間の三室からなり、内部の絵画は原在泉(1849-1916)が描きました。

参考文献
  1. 佐藤令宣・草野満代『新版 古寺巡礼 京都 第22巻 仁和寺』(淡交社)