御学問所

小御所

下記を引用しています。建物については、リンク先のほうが詳しく書かれています。

《京都》御所と離宮の栞 ~其の二十七~(pdf)

御学問所の名称は、南北朝時代の内裏から見られ、慶長18年(1613)より独立した建物になりました。

現在の建物は、安政2年(1855)に再建されたもので、"御読書始や和歌の会などの文学や芸能に関わる儀式などに使用されたほか、対面の場や御常御殿の修理などによる臨時の居所としても使用され、孝明天皇が徳川家茂や徳川慶喜と対面する際にも用いられました。"

王政復古の大号令

慶応3年(1868)12月9日、岩倉具視を中心とした討幕派が御学問所に参内し「王政復古の大号令」を発しました。その内容は、幕府だけでなく摂政・関白といった従来の朝廷制度も廃止、新たに三職(総裁、議定、参与)を設置して天皇を中心とした新政府の樹立を宣言するものでした。