東寺 五重の塔

東寺 五重の塔

天長3年(826)五重塔の造営が始まりますが、淳和天皇の体調が悪くなり、原因を占ったところ、五重塔に稲荷神社(伏見稲荷大社)の神木が使われたことによる、稲荷神の祟りと判明します。建造は中断され、完成は元慶年間(877-885)まで遅れたといわれています。

現在の五重塔は、寛永21年(1644)徳川3代将軍家光により再建されたものです。塔の高さは約55メートルあり、木造塔としては日本一になります。

参考文献
  1. 東寺(教王護国寺)宝物館『東寺の建造物』