冬柏亭

冬柏亭 与謝野晶子の書斎

冬柏亭(とうはくてい)は、昭和4年(1929)12月、与謝野晶子の五十の賀のお祝いとして、その弟子達から贈られた書斎です。

与謝野家は、昭和2年(1927)東京市萩窪村(杉並区南荻窪)に転居し、そこには「采花荘(さいかそう)」と呼ばれる日本家屋と「遥青書屋(ようせいしょうおく)」と呼ばれる洋館がありました。

書斎は、その間に建てられたもので、晶子の死後、門下生の岩野喜久代によって大磯にある自身の別荘に移されました。

昭和51年(1976)4月、同門である先代管長信楽香雲との縁により、鞍馬山に移築されました。