北野天満宮 地主神社

地主神社 - 北野天満宮

天と地の全ての神「天神地祇(てんじんじぎ)」をお祀りする北野天満宮の第一の摂社です。

その起源は、北野天満宮の創建以前まで遡り、『続日本後紀(しょくにほんこうき)』(※)によると、「承和3年(836)2月1日、遣唐使派遣に際し、天神地祇を北野の社で祀った」とあり、その社がこの地主神社とされています。

現在の社殿は、豊臣秀頼によって造営されたものです。

(※)
仁明天皇の在位18年間(833-850)の出来事を記した歴史書で、文徳天皇の命により斉衡2年(855)に編纂が開始され、清和天皇の御代の貞観11年(869)に完成しました。"仁明天皇一代記という性格にふさわしく、記述は詳細で、本文の記事を多くの注記で補うなど、きめ細かい配慮がなされています。物怪の記事が多いのも、本書の特色です。"(参考②)
参考文献
  1. 平成26年4月 春号 vol.2 - 北野天満宮(PDF)
  2. 5.続日本後紀 - 歴史と物語:国立公文書館