醍醐寺 開山堂

醍醐寺 開山堂 | 上醍醐

開山の聖宝が埋葬された場所に、弟子の醍醐寺第一世座主観賢が聖宝の像を刻んで安置した堂宇を起源としており、江戸時代までは御影堂と呼ばれていました。

第80世座主義演の『醍醐寺新要録』によれば、慶長10年(1605)開山堂が焼失、再建のために整地が行われますが、その際、聖宝の像が安置されていた場所の真下から骨炭の入った壺が発見されたとあります。また、骨壺は聖宝のものとみられたため、鎮壇具とともに、再び土中に埋められ、現在の開山堂が建てられたとしています。堂内には、開山の聖宝、宗祖の空海、第一世観賢の像が安置されています。