昭和29年(1954)京都大学理学部の研究員によって嵐山に生息する野生のニホンザルの餌付けが始められます。翌年には餌場にサルが集まるようになり、これを一般にも公開できるように整備し、 昭和32年(1957)に開園したのが「嵐山モンキーパークいわたやま(岩田山自然遊園地)」です。
開園当初、約50頭のニホンザルが確認され、増え過ぎて猿害が発生した時期もありましたが、現在は約120頭が園内で暮らしています。
嵐山モンキーパークへのアクセス
渡月橋に向かい、橋を北から南(山に近いほう)に渡り、川沿いを上流に約20メートルほど歩いたところにある「櫟谷宗像神社(いちたにむなかたじんじゃ)」から入園します。
注意事項
- サルの目を見つめない。
- サルに触らない。
- サルに食べ物を見せない。
威嚇していると思われる可能性があります。サルの表情が上歯を隠し、下歯をむき出しにしているときは怒っているので、特に注意が必要です。
触れることができる距離にサルがいることもありますが、無視しましょう。
飛びつかれり、持ち物を引っ張られる可能性があり、危険です。餌は休憩所兼売店で購入することができ、施設の中からですが、サルに餌をあたえることができます。
参考文献
- 加納進 『嵐山あたりの史跡と伝説と古典文学を訪ねて』(室町書房)