東寺 大日堂

東寺 大日堂

大日堂は、元禄11年(1698)御影堂の礼拝堂として、京都の町人山下裕也が建立したものを起源とするお堂です。明治26年(1893)には、桓武天皇追福の為に尊牌堂と改称され、歴代天皇の位牌を安置するようになりました。

大日堂の名は、明治中期に役行者(役小角)作と伝わる大日如来坐像が安置(現在は宝物館)されていたことに因んで付けられています。

現在の堂は、平成12年(2000)に再建されたもので、"東寺信徒永代供養の位牌をお祀りし、各家先祖や故人の方の回向(えこう)を行う専用のお堂となっています。"(東寺境内にある駒札より)

参考文献
  1. 東寺(教王護国寺)宝物館『東寺の建造物』