東寺 大黒堂
本来は、御影堂生身供の御供所でしたが、大黒天を祀るようになったため、大黒堂と呼ばれるようになりました。"寛文12年(1672)の棟札によると御供所と廊下を新造したとあり、"現在のものは江戸時代末の改築を経ているものと思われる。"(参考①)
ここに祀られている三面大黒天は、空海(弘法大師)作と伝えられています。三面大黒天は、大黒天・毘沙門天・弁財天が合体したもので、御縁を結ぶことで、三天が持つ、福寿円満、福徳富貴、子孫繁栄などのご利益を授かることが出来るといわれています。
大黒天の真言
オンマカ キャラヤ ソワカ
安産不動明王
大黒堂の右(北)にある不動明王の祈願所。
不動明王の真言
ノウマク サマンダ バザラダン センダマカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン
参考文献
- 東寺(教王護国寺)宝物館『東寺の建造物』